鉄道唱歌 関西・参宮・南海編の歌詞と、鉄道旅行を楽しむためのノウハウについて、初心者の方にもわかりやすく解説してゆきます!
↓まずは原文から!
山田に汽車は着きにけり
參詣いそげ吾友よ
五十鈴の川に御祓して
さらに読みやすく!
山田に汽車は 着きにけり
参詣いそげ 吾友よ
五十鈴の川に 御祓して
さあ、歌ってみよう!
♪やまだにきしゃは つきにけりー
♪さんけいいーそげ わがともよー
♪いすずのかわにー みそぎしてー
亀山駅→一身田駅→津駅→阿漕駅→高茶屋駅→松阪駅→多気駅
(参宮線)
多気駅→田丸駅→宮川駅→伊勢市駅→二見浦駅(→至・鳥羽駅)
伊勢市駅に到着
宮川(みやかわ)を渡ると、やがて
- 伊勢神宮(いせじんぐう)の外宮(げくう)
へほど近い、伊勢市駅(いせしえき、三重県伊勢市)に着きます。

伊勢市駅(三重県伊勢市)
かつては「宇治山田市」だった
三重県伊勢市(いせし)は、かつて宇治山田市(うじやまだし)と呼ばれていました。
参宮鉄道「山田駅」
また、伊勢市駅は、明治時代の参宮鉄道(さんぐうてつどう)という私鉄だった時代の開業当初は、山田駅(やまだえき)という名前でした。
なので歌詞では
「山田に汽車は着きにけり」
となっているわけです。
ちなみに、
- 「宇治(うじ)」とは、伊勢内宮(ないくう)の地名
- 「山田」とは、伊勢外宮(げくう)の地名
になります。
「伊勢の外宮」とは
伊勢外宮(いせげくう)は、豊受大神(とようけのおおかみ)という神様を祀(まつ)る神社です。
外宮の神様・豊受大神
豊受大神(とようけのおおかみ)は、豊作・作物をたくさん取れることを祈るための神社になります。
伊勢神宮は、「外宮」と「内宮」に分かれる
伊勢神宮には外宮(げくう)と内宮(ないくう)が存在します。
そして、どちらかだけを参拝する「片参り」は、基本的には推奨されないとされています。
つまり両方を参拝することが望ましく、まずは外宮から参拝し、伊勢市駅からバスで内宮方面へ向かい、内宮の参拝をするのがよいでしょう。
内宮へは「バス」で
外宮であれば、伊勢市駅から参道を通って徒歩5分程度です。
しかし、内宮まで徒歩でいくにはちょっと遠いため、伊勢市駅や近鉄線の五十鈴川駅(いすずがわえき)から、バスを利用しましょう。
三重県ではおなじみのバス会社「三重交通」
伊勢神宮参拝にあたって、バスは「三重交通」という会社にお世話になることが多いです。
「三重交通」の社歌は、YouTubeに上がっており、動画内で社員をはじめとする皆さんが楽しそうに歌う様子がインパクト大です。
参詣は、基本的に「片参り」は避ける
天皇陛下など皇族の方々も、伊勢神宮を参拝する時は、外宮から内宮へと参られるようです。
そのため、「片参り」はなるべく避けるよう、我々一般庶民も気をつけましょう。
五十鈴川で「みそぎ」を
五十鈴川(いすずがわ)を渡るとそこは伊勢内宮ですが、昔の人はこの五十鈴川において身を清めてから、参拝することになっていたそうです。
次は、伊勢神宮・内宮の参拝へ
次は、伊勢神宮・内宮(ないくう)の参拝です!
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